原田康夫

呉市出身。1945年より阿部幸次氏に師事、広島NHK主催のオペラにすべて出演、1957年広島NHK会館杮落しにオペラ椿姫の主役アルフレードを演じる。1965年イタリア留学中、ミラノ・ベルディ音楽院でイヨランダ・マニョウーニ氏に師事し、オペラを学ぶ。帰国後本業の耳鼻咽喉科の助教授、教授の傍ら、カバレリア・ルスティカーナ、椿姫等、多くのオペラに出演。1999年学長として広大移転完了の記念に蝶々夫人のピンカートンを演じた。また2000年には、ラ・ボエームの主役を務める。2003年にはサタケ・メモリアルホールを完成させ、広島大学に寄付し、5月には杮落しに椿姫のアルフレードを演じ、11月には同じく日伊合同オペラ椿姫の総監督兼アルフレードを演じた。その他、多くのオペラに出演。2014年ニューヨーク国連での平和音楽ミッションを果たし、2015年8月6日には、国連合唱団を実行委員長として招聘し、「平和と希望のコンサート」と原爆祈念式典での「広島平和の歌」合唱隊にさんかさせた。サタケ・メモリアルホール名誉館長、広島大学同窓会長、広島大学支援財団常任理事長。