第10回希望のしらべ
2009年7月28日広島県民文化センター
セミパラチンスク核実験場閉鎖20周年 若い演奏家による平和コンサート
第10回希望のしらべ
2009年7月28日(火)18:00開場 18:30開演
広島県民文化センター中区大手町1-5-3
セミパラチンスク核実験場閉鎖20周年
若い演奏家による平和コンサート
入場料:2,000円
プログラム
カザフスタン留学生による 歌と踊り
ヴァイオリン独奏:小島燎
ピアノ伴奏:三島良子
悲歌・・・武満徹
無伴奏ソナタ第一番・・・J.S.バッハ
華麗なるポロネーズニ長調・・・ヴァニアウスキ
ピアノ独奏:萩原麻未
マズルカイ短調Op.59-1
マズルカ変イ長調Op.59-2
ソナタ第三番ロ短調Op.58
ショパン 他
主催:希望のしらべ実行委員会 実行委員長:平岡敬(元広島市長)
後援:カザフスタン大使館 外務省 広島県 広島市
広島県文化振興財団 広島市平和文化センター
安芸コスモゾンタクラブ
チケット取扱:市内プレイガイド
ヤマハ広島店 カワイ楽器広島ショップ
ごあいさつ
いま「核兵器のない世界」を求める声が世界各地で高まっています。昨年初め、これまで米国の核政策を進めてきた元政府高官たちが「核兵器のない世界」の実現を訴えました。続いて昨年末には、カーター元大統領、ゴルバチョフ元ソ連大統領らが呼びかけて、核廃絶を目ざす「グローバル・ゼロ」がスタートしました。そして、この春、オバマ米大統領はプラハで「本当に核兵器を使ったことのある唯一の核保有国として、米国は行動する道徳的責任がある」と演説しました。このような動きは、核兵器拡散の恐れが年々高まり、この状況に世界のリーダーたちが危機感を抱いていることを示しています。地球上に、かつて4万6000発(1990年)あった核弾頭は、現在1万1000発まで減ってはきてはいますが、依然として人類を絶滅させるに十分な数が存在します。しかも核兵器を持とうと考える国も後を絶ちません。私たちは、決して使ってはならない核兵器を、この世界から無くさなければなりません。「核兵器ゼロ」へ向けて私たちはもっともっと声を上げ、平和を愛する世界の人々と手を取り合って「核兵器のない世界」をつくる流れを強く大きくしていきましょう。「希望のしらべ」は、光井安子さんを中心とする広島の音楽家たちが、人類共通語の言葉である音楽をとおして広島市民の平和への思いを伝える平和活動です。第10回を迎えた今回は、ヒロシマを継承する若い世代の登場です。音楽は平和を求める人たちの励ましと慰めです。本日の演奏会にこめられた「核兵器廃絶」の願いが人々の胸に響き、おおきなうねりとなって広島から世界へと広がっていくことを期待しています。 元広島市長 平岡 敬